賃貸と購入とどっちがいいのか?

不動産屋の答えは、当然、不動産購入推しである。

しかし、世の中の、「不動産は買っちゃだめだ!」

という人は多い。

尊敬する上念司師匠も、「不動産買わないことは神の声」という一節を述べている。

これは、ある意味正解。

まずは、この「不動産、買わないことは、神の声」

の句を紐解いていこう。

この句の意図するところは、「神の声」これがキーである。上念師匠は、ローバートキヨサキをの一句を神の声を定めている。

それは、「購入してお金を産むものが資産であり、お金を払うものが負債である」

これである。

これは、事実である。

私もロバートキヨサキ信奉者であるゆえ、神の声を信ずる。

では、

家を買うことは負債か? それとも 資産か?

この問いに関して、上念師匠はこう答える。

「住宅ローンで借りて、住む為にお金を払うことは負債である」

で、不動産投資に関してはこういう。

「家賃が入れば、資産である。」

なるほど

と、一瞬思っただろうか?

で、この結論は、「賃貸に住め」

となる。

「買うと損する。」

という結論である。

私は、不動産業として、真っ向から反対したい。

二度言う。

真っ向から反対したい。

実は、ここで忘れてはいけないのが、

賃貸でもお金払うんだぜ。

という視点だ。

すなわち、賃貸であろうと、売買であろうと住む場所にはお金を払わないといけない。

例えば、毎月の家賃を10万円払っている人がいるとしよう。この人をAさんとする。

そして、住宅ローンに10万円払っているBさんがいるとしよう。

10年間で支払うお金は、同額の1200万円だ。

この時点では、両方とも資産ではない。

単純に支払うだけであるからだ。

つまり、「神の声」基準だと負債であると言える。

ここで言いたことは、賃貸にしても、売買にしても、住む家にはお金払うんだから同じ「負債」なんだよ。

ということ。

これが、賃貸にすると「資産」で購入すると「負債」だ、と言うのは明らかに間違っている。

で、差が出るのは、次のステップだ。

10万円支払いを続けて、20年経ったとしよう。

そして、住宅ローンの支払いを終えたとしよう。

この時点から、賃貸と売買で大きな差が出てくる。

売買の場合、「売って現金化」することができるに対して、賃貸の場合は、絶対にできない。

また、「貸して、収益化」すなわち、「負債」が、「資産」に変わるのだ。

購入の場合は、「負債を資産に変える力」があるのに対して、

賃貸の場合は、支払ったお金を「資産に」変える力はない。

これが大きな違いだ。

じゃあ、住宅ローンの途中で売ればどうなのよ。

という気持ちがあるが、それは、住宅ローンが完済できる金額で売れればそれで、プラスマイナス0だ。

つまり、賃貸と同じ。

全く同じだ。

ただ、注意しないといけないのは、オーバーローンをした場合。

オーバーローンをして物件を購入した場合、売却価格が住宅ローンの残高を下回る場合がある。

この場合は、適切な処置が必要になる。任意売却とかで、いろいろと。

任意売却の場合は、借金は残る。

これは、完全な負債だ。

通常の場合であれば、問題ない。

さらに、購入する場合にも注意点がある。

物件の価値が下がらない。

あるいは、上がる。

あるいは、同額。

ということだ。

完璧なプランはこう。

1000万円住宅ローン組んで、購入した。

10年住んだ。住宅ローンは完済した

1000万円で売れた。

なんと、手残り1000万円である。賃貸で10年住んで手残り1000万円なんてことが起こりうるか?

これが、購入の資産力だ。

しかし、世の中こううまく行かないのが常である。

そこで、なんで、住宅ローンでみんな失敗するのか?

そんな、失敗事例をたくさん紹介したいと思う。

いままでの経験で得た、様々な「失敗例」をたくさんご紹介して、

こんな道は危険だ!という話をしていきたいと思う。

住宅購入 即 負債

ではない。

踏む道を間違えなければ、「資産」となる。

でした。

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投稿者: denja

不動産業界足掛け10年。売買中心にやってきました。最近は民泊(Not Ninja)、シェアハウス、不動産投資にも挑戦中。様々な不動産にまつわる情報を発信していきたいと思います。デンジャー(DENJA)は、対外国人向け民泊用ネーム。株式会社KUFU(クーフー)代表

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